平成10年12月20日ミサワセラミックスを退社し、12月24日司法書士試験の勉強を開始しました。初日、権利能力の勉強から始まりました。なつかしい、するべきことをしているそう実感じました。初日から問題集を解きまくりました。司法書士試験より難しい司法試験の民法の択一の問題集も解きました。難しいものそしてより多くの問題を解きたかったからです。講義を聴き、その日のうちに講義の内容をすべて、六法に書き、写す、過去問を解く、次の日に勉強したところのすべての市販されている問題集を解く、これを繰り返しました。六法も合格した平成12年7月まで何度も読みました。
風呂、トイレ、電車どこでも読みました。おかげで、当時の民法用の六法はカビが少し生えました。毎日9時30分から19時くらいまで勉強しました。
択一の勉強は、すべての教科を通じて順調でした。初級編の答練(模擬試験のようなもの)は毎回万点余裕だったので、平成12年1月から答練の上級編を受けました。1回目の答練から偏差値68、2年目以降の受験生にまじっても択一の実力は十分でした。
しかし、司法書士試験の最大の難関といわれる書式(事例があり、登記申請書を作成する)はなかなか合格レベルになりませんでした。毎回、ひどい点数でした。結局、上級編の答練で平成12年3月上旬まで満足な書式の回答はできませんでした。書式の内容自体は、択一の範囲内の知識で解けるもので、、やりかたが悪いことは明らでした。いかに、読み飛ばさず、内容を理解するか。毎回、回答の解説をする講師が同じ方法で解説していた。私は、書式につき、マニュアル化をすることにしました。まず、ここを読み、ここにメモをする、、、、完全にマニュアル化し、毎日繰り返しました。体にこのマニュアルを覚えこませようとしました。次第に書式ができるようになりました。4月中旬の答練ファイナル編で、偏差値70を超えました。ベテラン受験生(こんな変わった表現も受験時代にはありました)にまじっての1位になりました。大丈夫だ。今年一発で受かれるぞと安心しました。
5月上旬公開模試がありました。。ここで私は、書式で判断ミスをし、択一は合格レベルだったが、本試験推定順位1000番台(例年合格者は、550名くらい)になってしまいました。この試験の怖さをあらためて知った瞬間でした(この後を考えると重要な転機でしした)。
司法書士試験に合格するための知識は十分あると感じていました。これ以上の知識は必要はない。いかに読み飛ばしをしないか、人間的なミスをしないか、書式を完全に読みとばしなしに、解くか一ヵ月間問題集を解きながら、目が斜め読みしないようにひたすら訓練しました。ひたすら訓練しました。
6月だったと思うが、2回目の公開模試では、本試験推定順位54位まできました。もう油断、そして人間的なミスを書式でしなければ完全に合格するレベルに達していました。その後、本試験までは人間的なミスをしない訓練を繰り返しました。
平成11年7月第2日曜日本試験当日予定どおり択一は、問題がありませんでした。ただ、午前中の民法・商法の問題はすごく難しいなと感じていました。いつもの模試より時間がかかっていました(35問中27点でしたが、足切りが21点から23点と言われているので、この難易度は私にとって有利でした。司法試験の問題を解いていたことが結果的に幸運でした)。
午後の択一式の問題もすっげえ難しいと感じながら解いていました。択一の問題を解き終わると既に1時間10分経過していました。今までの模試で択一を1時間以内で必ず解いていましたので、これにはあせりました。
私の書式の問題の解き方は、問題文の下に紙を引き下の部分を見えないようにして一行ずつ解き方でした。これが鉄則のマニュアルでした。私はあせりの余りこのマニュアルをできませんでした(この年に合格していなかったら、きっとこの行為は後悔していたと思います)。
そして、さらに不動産登記法の書式でとんでもないことが起こっていました。後で分かりましたが、問題に出題ミスがあったのです。試験後の予備校での模範解答3つの答えに分かれていました。スムーズにできる分けがありませんでした。不動産登記法の書式において、私は最初間違った答えを書いていました。しかし、商業登記の書式が終わり、残り10分でなぜか不動産登記法の書式の答えを書き換えました(これが、後に幸運にも最も正解だと言われた回答でした)。書き換えに時間がかかり択一のマークシートを回収しているときも書いていました。あきらめない精神です。結局、午後の試験は全く再度の確認ができませんでした(マークシートが正しいかも確認できていませんでした)。
試験の夜、予備校の模範解答とみると1次試験の択一35問中27点、2次試験35問中28点でした。択一は、合格には十分でした(マークシートがあっていれば)。書式は、レックの模範解答によると不動産登記が7割、商業登記が8割位だった。もしかしたら合格できるかも知れないと思いました。。
試験から合格発表まで、合格できるかは、分かりませんでした。もし、不動産登記の書式に出題ミスがなければこんな不安な気持ちはなく、余裕の期間だったと思います。10月8日アルバイトを3時に終えて、さいたま地方法務局に合格発表を見に行きました。浦和駅から、さいたま地方法務局まで歩きましたが、ものすごく長かったです。
掲示番に自分の番号を見つけたとき、周りにたくさんの人がいたが、人目もはばからず「おーーーー」を叫びました。合格していました。当時の司法書士試験は、一次試験に合格すれば、2次試験は、ほぼ全員が合格していたので、事実上の受験生活が終わった瞬間でした。さいたま地方法務局から、浦和駅に向かう途中、「やっと法律実務家として、ドアのノックをすることができた」との心境と同時に「これからは、プロとしてお金を貰う立場になる」本当に司法書士としてやっていけるのか。不安ばかりが募っっていました。ミサワ時代の戒めが、私が浮かれるこを防ぎました。母に一番の電話しましたが、「あっそ」と言っただけでした。私が浮かれないようにしたと考えています。11月8日最終合格し、11月中旬さいたま地方法務局で、合格証書を受領した。合格率は2.7%でした。
(電話相談不可)
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担当:司法書士 藤村和也
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